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新入社員座談会

大丸松坂屋百貨店は同期入社同士のコミュニケーションがとても活発ですが、2020年からのコロナ禍で研修や交流が難しくなっています。そんな中でも日々の業務に真剣向き合っている2020年入社の4人のメンバーに集まっていただきました。
なぜ、大丸松坂屋百貨店を選んだのか。就職活動中の気持ち、入社してからの毎日、未来の目標などを小林大輔さん(松坂屋上野店/婦人用品売場)、三上楓香さん(大丸東京店/婦人靴売り場)、渡辺賢斗さん(大丸東京店/紳士雑貨)、王穎瑩さん/ワン・インインさん(大丸東京店/婦人用品売場)の4名に語っていただきます。

MEMBER

  • 三上 楓香

    三上 楓香

    FUKA MIKAMI

    2020年入社
    文学部 英米文学科
    大丸東京店 営業2部
    婦人靴売場担当

  • 小林 大輔

    小林 大輔

    DAISUKE KOBAYASHI

    2020年入社
    経済学部 経済学科
    松坂屋上野店 婦人洋品売場 
    デイリー担当

  • 王 穎瑩

    王 穎瑩

    ININ WAN

    2020年入社
    政策・メディア研究科
    大丸東京店 営業2部
    婦人洋品売場

  • 渡辺 賢斗

    渡辺 賢斗

    KENTO WATANABE

    2020年入社
    文学部 文学科
    大丸東京店 営業2部
    紳士雑貨担当

それぞれのきっかけ。入社の出発点。

それぞれのきっかけ。入社の出発点。

――就職活動中、大丸松坂屋百貨店に行きたいと思われたきっかけは?

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私は、人々の暮らしに彩りを添えるような、非日常を提供できる仕事に興味があったため、旅行会社や百貨店を中心に就活をしていました。百貨店は自身もよく利用しており、親しみがあったこと、インターンシップ等を通じて、先輩社員の方とお話をする中で、当社の事業内容、風通しの良い社風に魅力を感じて、入社を希望しました。

当社に就職したいと思ったのは、持株会社であるJ.フロントリテイリング株式会社が事業会社の1つとして「JFRこどもみらい株式会社」を新規事業として立ち上げたことを知ったからです。学生時代の専攻が幼児向けの心理学で、研究していたテーマとJ.フロントリテイリンググループの新たな挑戦が噛み合った形でした。

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――就職活動中に面接を受けてみて感じたことは?

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実は就活時代、自分の好きなことと仕事とどっちを取るのかを天秤にかけて悩むことがあって…。でも、当社の選考で「好きはエネルギー」というポリシーを知って、好きなことを仕事に活かしていっていいんだという前向きな気持ちになれました。また、百貨店の斜陽が言われる中で、改革していくという空気が強く感じられた。若手からの積極的な挑戦が受け入れられるような風土が整っていると思いました。

僕も「なにか変わらなければならない」という場所に身を置きたいと感じて入社しました。変化していく環境なら自分を試せるかも知れない、自分の行動原理や力を発揮しながら成長し、かつ自分の力も活かせるんじゃないかと思い入社しました。

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入社してからの驚き、ギャップ、発見。

――就活時代と現在、思っていた通りでしたか?

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近年、インバウンド市場が活発だったので、私は日本と中国の架け橋として活躍できるかと思っていました。でも、入社したらコロナウイルスの影響でインバウンドのお客様がいなくて…。ですが、逆に日本のお客様一人ひとりに丁寧な接客をできる機会を得ました。婦人用品売場は東京店の1階で、お店の玄関のような場所です。通常の環境であれば、海外からいらっしゃったお客様に道案内をするような業務が多かったのかもしれません。いまは、本当にバックグラウンドに関わらず東京店にいらしていただく全てのお客様に一対一で向き合えることがすごく面白いです。

入社前は、東京店は東京駅直結という立地から主要なお客様層は旅行客やビジネスマンだと思っていました。しかし、実際に勤務する中で、車でご来店される近隣の居住者の方、土日は子連れのお客様も多く、ここは生活圏内でもあるんだなと実感しました。日々、お客様と接する中での新たな気づきや発見があると感じています。

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お客様とのコミュニケーション、一緒に働く先輩、上司、仲間

お客様とのコミュニケーション、
一緒に働く先輩、上司、仲間

――大丸松坂屋百貨店に入社して、職場の雰囲気はいかがでしょうか。

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学生時代のアルバイトは、居酒屋やアパレルなど、お客様とコニュニケーションする接客の仕事で、それがとても好きでした。でも、百貨店のお客様はきちんとした方が多いだろうと思っていたら、とても温かい方が多くて。この半年間、接客していると、お得意様が名前を覚えて下さり、普通の世間話をしていただける。百貨店でもこうした接客ができるんだなと思いました。特に上野店は地域の温かいお客様が多く、先輩方も温かくて優しくてもう、本当によく指導してもらっています。

選考過程で、人事の方や先輩の社員の方とお話する機会がありましたが、その時からいい社風の会社だなと思っていて。名札を付けていない時でも、人事の方が名前をしっかり覚えてくださっていました。先輩社員の方々へ踏み込んだ質問をした際も、本音で正直に答えてくださったのが、就活生だった私にとってプラスイメージだったのを覚えています。入社してからも、良い先輩ばかりで、私の至らぬ点はしっかりと指導してくださいますし、サポート体制は整っているため、当初感じた社風の良さは、いまも実感しています。

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――コロナの中での入社でしたが、交流はなさっていますか?

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自粛期間中は店舗が休業していたので、いつものように対面での研修が一緒にできなくて。

同期の結束は強いと思います。でも今年入社組はオンラインでの研修などが中心になっているので、食事に行ったりができない。

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このうち3人は東京店チームですが、いまは社内でもソーシャルディスタンスが徹底されていて、休憩室も会話厳禁です。

SNSでの交流はずっと続いていますよね。でもみんなで親睦が図れる時が来たら嬉しいです。みんなで行けるならどんなお店でもいいです。

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これからの希望と目標

――現在、店舗で接客や売り場の経験をなさっていますが、これからのキャリアの希望は?

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実は、部署異動の社内公募に挑戦しました。その部門で学びたいことがあるからです。現在、売り場で勤務をしていると、販売員として誇りに思えるサービスがいろいろある。でもそれは、売り場だと個々の能力やスキルでしかないので、店舗のリソースを収集し、自社の持っているサービスや能力を商品化していくような仕事に挑戦していきたいと思います。百貨店ならではという手間のひとつひとつに価値をつけ、値札を貼るような仕事がしたいです。

販売促進業務に興味があります。売り場の経験を通じて、いかにしてお客様を呼び込むかを仕事にしたいと思うようになりました。モノを買うのはECでもできる時代、いかにして売り場で買っていただくかを考えていきたい。モノだけでなく、体験や付加価値をつけ、全館通じてなにかできることはないか、買い回りを増やすにはどうしたらいいかとか解決策を見つけていきたい。その上でブランディングなど新しい価値を発明して、社会に伝え、売り上げ向上の一端を担えるよう、尽力していきたいと思っています。

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私はインバウンド関係の事業部ですね。いまは海外のお客様が来られない状況でも、絶対に戻ると信じているので。そのためにいまからSNSで海外のお客様に当社のことを発信し、認知を広げ、旅行やビジネスで来る時に来店していただけるきっかけを作っておきたいと思っています。そしてコロナウイルスが収束したら海外へ向け、インバウンドのイベントや観光企業と連携していきたいです。いつか、国をまたいだECや中国とアジア地域を結んでいくスペシャリストになれると嬉しいです。でも税関のことなどがまだわかっていないので、そこを勉強してからだなと思っています。いまは、海外と日本をつなぐ準備をしっかりしたいです。

私は、販売促進を学んでから新規事業開発の分野へ進みたいです。ずっとマーケティングの勉強をしてきたので。変わらなくてはいけないビジネスモデルの中で、どんな方向性を目指していくのか、どんな課題を見つけ、どんな仕組づくりがあるのかに興味があります。いま、上野店の周辺の下町のリソースを集め、アーバンドミナントの視点からその強みと弱みの分析やSTP分析などをしつつ企画書をつくっています。こうして店舗やエリアについて、まずはしっかりと学びたいと思っています。そして最終的には、大丸松坂屋百貨店だけではなく、J.フロントリテイリンググループ全体を盛り上げていけるような新しいビジネスを生み出すような分野にも挑戦してみたいです。

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就職活動中の皆さんへ。新入社員として思うこと

就職活動中の皆さんへ。
新入社員として思うこと

――では、就活の先輩として、学生の皆さんへメッセージを。

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まだ一年も働いていないのに、恐れ多いですね(笑)。僕は「コロナは待ってくれない」と思っているので、皆さんが入社した時は厳しい1年になるかなと思います。でも、社長が入社式の際に私たち新入社員へ「朝の来ない夜はない」と強くおっしゃっていました。この言葉の様に当社は困難と向き合いながらも、「夜明け」をむかえるために挑戦することができる場所だと思います。

いまのように、リスクがある時こそチャンスがあると思うので、チャレンジしてみませんかと伝えたいです。優しい、楽しい先輩がいっぱいいらっしゃいますので、ぜひこの会社に来てください。

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コロナ渦の就職活動で百貨店を選ぶのは、正直勇気がいることかもしれませんが、当社として変わらないといけない局面にあると、社内の誰もが感じている今だからこそ、若手の斬新な意見も必要とされ、チャンスが回ってくる可能性が大いにあるのではないかなと思います。本当に百貨店を変えたいと思っている、挑戦し続ける環境に身を置きたいと思っている人がいれば、当社には目標を高く持った人たちも沢山いるので、一緒に頑張っていけるのではないかと思います。

この時期の百貨店業界の入社っていうと不安9割、期待1割だと思います。でも、入社したら優しい先輩や上司がいる。これから入ってくる人たちはこの業界をなんとか変えたい変革を求めている人たちがたくさんいるので、そういう積極的な自分たちの意見があるなら、言える環境は整っていると私は身を持って実感しているので、一緒に積極的にがんばっていきたいです。

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――ありがとうございました。

※所属部門は取材当時のものです