お客さまを笑顔にできる
空間をつくるために
考え続けてなんでもやる人

松坂屋上野店 スタッフ 販売企画担当

H.Y

2012年入社/文学部出身

H.Yさん

わたしのキャリア

2012.4
大丸京都店 営業1部 婦人洋品売場
2013.3
大丸京都店 営業1部 ソフール
2016.3
大丸京都店 営業推進部 催事運営担当
2016.9
大丸京都店 営業推進部 販売企画担当
2019.3
本社 営業企画室 販売促進担当
2020.3
松坂屋上野店 スタッフ 販売企画担当

いまの仕事

松坂屋上野店 スタッフ 販売企画担当

「あらゆる手で成果を生む総合プロデューサー」

販売企画の大きなミッションは、入店客数と売上を増やすことです。ただし、営業部のように人気の商品を集めて販売するのではなく、それ以外のあらゆる方法でミッションを果たす方法を考えて、実行する担当です。例えば、入店客数を増やすために、HPやSNSを駆使してお客さまがいま知りたい情報を発信する。売上をあげるために、魅力的な店頭表現やお得なキャンペーンを企画する。そういった多様な施策を、どんなタイミング、どんな内容で行うのかを決めていく「総合プロデューサー」の役割をしています。

もっと教えて、一問一答

Q1. この仕事のほかにはない魅力はなんですか?
できることは無限大。

入店客数や売上を増やすための方法に正解はないので、なんにでもチャレンジしていいところがとてもユニークだと思います。企画を実施する価値の裏付けをしっかりと示すことさえできれば、屋上にスケートリンクをつくったり、懸垂幕を再利用してエコバッグにしたり、フィンランドからサンタさんを呼んできたり、できることは無限にあります。どんなことでも仕事になるので、毎日楽しいことはないかなーと妄想ばかりしてしまいます。

Q2. これまで実施したなかで印象的な企画はありますか?
まさか自分の企画が写真集になるなんて。

上野店で販売企画を担当していた時、人気のパンダ「シャンシャン」が中国に返還されることが決まり、多くのファンが悲しむ中、なんとかその気持ちに寄り添う企画ができないかと考えて、「シャンシャン」の6年間を振り返る写真展を開催しました。毎日「シャンシャン」の姿を撮り続けてきた有名ブロガーさんの協力もあり、素敵な写真が並んだ写真展は最終日まで人が絶えず大盛況でした。終了後も「ぜひとも写真集にしてほしい」と多くの反響をいただき、その熱量のままに出版社に企画を持ち込んだところ、なんと快諾。写真集は発売と同時に爆発的に売れ、出版不況といわれるこの時代に第4版まで重版が予定されています。自分の企画が多くのお客さまの心を動かし、さらに出版社まで動かして写真集として残るというこれまでにない経験ができました。

並べられたパンダ関連のグッズ
Q3. 企画にはどんなスキルが必要ですか?
多様なスキルを巻き込むスキル。

私の仕事は、決してひとりではできません。自分がどれだけ楽しい企画を考えてもそれをお客さまに伝えるためのHPや広告、店頭装飾を作るスキルを持っているわけではないからです。だから、そのようなスキルを持ったいろんな人たちを巻き込みながら仕事を進めることが大切です。熱意をもって企画への思いを伝えることはもちろんですが、それだけでは説得力に欠けてしまうので、企画の価値を客観的なデータにまとめ、しっかり納得した上で関わっていただくことを常に意識しています。

Q4. いつも心がけていることはなんですか?
立ち返る場所は、お客さまの気持ち。

自由度の高い仕事だからこそ、自分のやっていることが正しいのか分からずしんどくなることがあります。そうなったときは「もし自分がお客さまだったら、百貨店でどんなことがあると楽しいか」を想像し、素直に楽しいと思える方向へ進むようにしています。上司や先輩社員からいろんなアドバイスをいただくこともありますが、まずは自分の中でお客さまがどう思うかを考える。つねにお客さま視点でいることを何よりも大事にしています。

Q5. 社会人として成長していくための秘訣はありますか?
今に活かされていない経験はない。

全ての経験を成長の糧に変えていくことだと思います。販売員をした経験があるから、どんなお客さまに向けて企画を考えれば良いのかということがより具体的にイメージできる。催事の担当を経験したから、一度にたくさんの来場者を捌くコツが身につく。一見些細なことに見えても、視点を変えれば大きく自分の役に立つはずです。それは学生時代の経験も同じで、大学で結成したダンスチームの自主公演をする際に、チケットのデザインから舞台衣装まですべて自分たちで考えていた経験が、今の全体をプロデュースする力に繋がっていると感じます。

Q6. どうして大丸松坂屋百貨店に入社しようと考えたのですか?
百貨店のエンターテインメントを極めたい。

もともと学生時代はテーマパークのダンサーを目指していました。誰よりも上手に踊れるようダンス漬けの日々を過ごし、試験にチャレンジしましたがあと一歩届きませんでした。ショックで立ち直れない中、自分が本当は何がしたかったのかを問い返してみると「人が笑顔になれる楽しい空間をつくりたい」というキーワードが浮かんできました。そして、たどり着いたのがこの会社です。幸運にも、今まさに人を楽しませる空間づくりに携われる部署にいて、お客さまにとって、自分にとって笑顔になれる空間とはなにか、延々と考えることができています。

女性がパンダがプリントされた鞄を持ち上げている
※所属部門/役割は2023年8月時点のものです
www.daimaru-matsuzakaya.com